空き家をリフォームして活用する

空き家を解体せずに活用する

空き家を解体せず、リフォームして貸し出したいと思う人も多いでしょう。最近では、DIY型賃貸借を活用する、民泊に活用するといった人も増えています。リフォームする場合、リフォーム費用が高額になると家賃収入で回収できないこともありeえますので、入居見込みがあるかしっかり検討しましょう。リフォーム費用は家賃収入で1~2年以内に回収するというのが鉄則です。予算について前もって検討しておく必要があります。

リフォームをして売る・貸す場合

空き家をリフォームをして売ったり貸したりできる見込みがある場合は、まず売却価格や家賃収入などの相場を調べてからリフォームの予算を立てます。入居開始後には修繕費用がかかってきますから、最初にかけた費用は早めに回収したいところです。空き家全体を修繕する必要はなく、水回りを中心にリフォームしていきます。キッチンやお風呂、洗面所やトイレをまずリフォームします。内装よりも水回りが綺麗な方が心象が良くなるのです。

賃貸物件は春や秋に買い手や借り手が動くことが多いです。その時期に合わせてスケジュールを立てましょう。2月3月は新生活に備えて、9月10月は人事異動が理由です。夏や冬はあまり動きがないので避けた方が良いでしょう。

DIY型賃貸借を活用する

DIY型賃貸借というものがあります。通常の賃貸との違いは、借主が自分の好きなように手を加えて良いという点です。賃貸は原状回復が基本ですが、DIY型賃貸借の場合は原状回復する必要がありません。貸主はリフォーム代を捻出する必要がなく、借り手は好きにリフォームできるという双方にメリットがあります。建物の構造に手を加えないようにする、用途違反にならないようにするなどあらかじめ契約内容はしっかり確認しましょう。

民泊に活用する

最近は、空き家を民泊として活用することが増えてきました。主に海外からの旅行者をターゲットにして空き家を貸し出すのです。大阪では特に急増しています。日本風な家は外国人旅行者に好まれますから、古い木造家屋など趣のある部分を残しつつ水回りはリフォームするといった修繕で貸し出すことができます。これからも外国からの旅行客は増えていくと考えられており、ホテル不足が問題になると予想されるため、国の方でも民泊についての新法の制定が進んでいます。 観光地だったり、外国人旅行者が訪れやすい場所に空き家がある場合は民泊を検討してみるのも良いでしょう。大阪では大阪万博の開催も決まり、ますます宿泊場所の需要は高まるでしょう。ただし、違法な民泊も増えています。大阪市では4カ月で1800件の違法民泊を閉鎖したというニュースもありました。民泊を行うには許可が必要です。きちんとルールを守って上手く活用できるようにしましょう。