空き家問題をどう解決するか

空き家を管理する

大阪市は、一人暮らしの高齢者の割合が、全国平均よりも高くなっています(大阪市41%・全国25%)。また、要介護認定率も全国平均より高いのです(大阪市28%・全国17%)。離れて暮らす親が突然亡くなったり老人ホームに入ることになったら、その家は空き家になります。子どもたちは既に別の場所に住居を持っているため、家が空いたからと移り住むことはありません。空き家として維持していくか売るか貸すかのどれかになります。

空き家を維持する

大阪のような都市の場合、空き家を管理するには年間50万円ほどかかるといわれています。固定資産税は必ずかかりますし、雨漏りなどの修繕費や庭の手入れにもお金がかかります。空き家の劣化の主な原因は水です。雨による水もありますが、地面から上がってくる湿気や結露も劣化の大きな要因になります。これらを少しでも防止することが空き家の状態を良好に保つポイントといえます。具体的にいうと、部屋の物を撤去し、ふすまや戸は開けた状態にします。畳もすべて上げておくことです。そして時々窓を開けて換気をします。窓から日光を取りこむだけでも違います。また、空き家の床下が土の場合は防湿シートやコンクリートで覆うなどの対策も有効です。

空き家を解体する

空き家が古い木造住宅の場合、そのままではどうしても売却が難しくなります。売却するためには木造住宅を解体して更地にする選択をすることが多いでしょう。解体して更地にする場合に確認しておきたいことは、解体費用と「住宅用地特例」を受けられなくなることで翌年から上がる固定資産税です。更地にしてちゃんと売れるのか貸せるのかをよく調査してから決断しましょう。気をつけたいのが、解体した後に出てくるトラブルです。境界線をめぐるトラブルは良く聞く話ですし、土壌汚染の危険がある等の問題が解体後に発覚し、売ろうと思ってもなかなか買い手がつかないといったことになるケースもあります。また、建築基準法の施行前に立てられた古い木造住宅などは基準を満たさない場合、一度解体したら建て替えができない「再建築不可物件」である場会もあります。

更地の活用方法として一番安全で確実に収益になるといわれているのが、事業用定期借地権です。契約期間を10年といった期間で設定し、コンビニやファミレスなどとして借りてもらうことです。また駐車場もニーズがある地域であれば検討してみると良いでしょう。精算機や車止めといった設備にお金がかかりますが、駐車場代を納税資金にできることが魅力です。市場リサーチをしっかり行って、不動産業者に相談してみましょう。

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