遺品整理におけるリサイクル

遺品整理におけるリサイクル品の分別

遺品整理をする際に、リサイクルできるものと破棄するしかないものがでてきます。例えば、まだ使える家電などはリサイクルショップなどで買い取ってもらえますが、状態の悪い日常雑貨などは処分することになります。どのようなものが買い取られるのでしょうか。

リサイクルできるもの

比較的新しい家電や宝石、骨董品などは買い取り可能です。ブランドもののバッグなども状態によりますが、買い取ってもらいやすいです。また、着物などは高額なものの場合がありますので、着物専門の買取業者に査定をお願いした方がいいです。ピアノも比較的古いものでも需要がありますので、何十年もたっているからと諦めず業者に査定してもらうといいでしょう。 パソコンは自治体によってリサイクル方法が異なりますので確認が必要です。

高齢者の場合は、介護用ベッドや車いすなどの介護用品も買取の対象となります。

リサイクルできないもの

古い家電や紙類、化学製品、植木鉢はリサイクルが難しくなってきています。日常的に使用していた食器や保存状態の悪い本なども買い取ってもらえない場合が多いです。また、遺品整理をするにあたって、処分に困るものが仏壇や神棚です。これらは適切な施設でご供養処分や奉納処分が必要となります。ご供養したところでこれらのものは、必要な人にとっても中古の物は避けたいところですので、需要はないかもしれません。

リサイクルショップなどで買い取ってもらえない品物でも、ネットオークションに出したり、寄付したりすることも可能です。時間的に余裕がある場合は、故人のことを考えてしっかり選別すると良いでしょう。

急ぎの場合は遺品整理業者へ

賃貸住宅の場合、期限までに急いで退去しなくてはいけないことがあります。しかし、大抵の方は親族が急に亡くなってすぐに大量の物を遺品整理するとなると、何から手をつけていいのかわからず途方に暮れるものです。また、自分の住居から遠く離れている場合は遺品整理のために現地に赴くことも難しいです。鍵を預けて電話などでやりとりしながら遺品整理を代行してもらいます。この場合、あらかじめどのようなものをとっておくかをはっきりと業者に伝えましょう。遺品整理で多いのが、権利書や有価証券の在りかがわからず探してほしいという要望です。また、写真等の思い出の品は後になってやっぱり欲しいとなっても取り戻すことが難しいです。遺品整理を業者に依頼するさいは、親族同士で良く話し合ってから依頼するようにしましょう。